ああをとうとよ、君を泣く、
君死に給ふことなかれ、
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は刃をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までそだてしや。
この詩は、明治・大正・昭和期の歌人、与謝野晶子が
戦争で旅順にいた弟を嘆いて作った詩ですね。
ロシアの文豪トルストイは、日露戦争勃発に際して反戦論文を発表しますが
発禁処分となりました。日本ではこれを「平民新聞」が掲載します。
与謝野晶子の「君死に給ふことなかれ」はこの論文の影響だと言われています。
さて、新内閣の官房長官・与謝野馨(かおる)氏は、
与謝野鉄幹・晶子夫妻の孫にあたる方です。
父の秀(しげる)氏は鉄幹の次男で外交官でした。
内閣官房長官というと、いつも政府のスポークスマンとして
記者会見を開いていますね。
ちなみに、よく新聞で「政府首脳が・・・と語る」という記事がありますが、
「政府首脳」とは官房長官を、「政府筋」は官房副長官のことを
ぼかして書いてある表現といわれています。
前官房長官の塩崎恭久氏は、存在感が乏しかったような気がします。
それは、印象に残る言葉を発信しなかったからでしょうか。
官僚が用意した応答要領を踏み出す大胆さはないみたいな・・・。
与謝野氏は、産経新聞の記者さんのブログに、
「記者会見がうまいというか、言葉遣い、特に修飾語が達者だなあ」
「ニュアンスを伝えるのに長けた人」
「言葉のおもしろさで惹きつけるところがあります」「さすがは、文人の血筋」
などと、高い評価!
与謝野氏に関しては、私はこれまで名刺交換程度のあいさつをしたことがあるぐらいで、あまり詳しくは知りませんが、記者会見がうまいというか、言葉遣い、特に修飾語が達者だなあと感じています。ニュアンスを伝えるのに長けた人だと思うのです。
例えば本日午後の記者会見でも、ごく自然に「これは記者のご質問の範囲内で私が想像してお答えしている」「やや大げさに言えば」「国会の意思に従うのが政府の宿命」「生活水準かける人口というのが実は環境の関数だろう」「せっかくぽっかり浮かんだ地球を維持していくために」「ドグマティックな立場をとる方も自民の中にはおられる」…などと、言葉のおもしろさで惹きつけるところがあります。さすがは、文人の血筋ということでしょうか。
「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」より抜粋
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2007/09/08(土) | 国内ニュース | トラックバック(0) | コメント(4)




