駄文・散文帳
2016年01月19日 (火) | 編集 |

奴隷はなぜ逃げないのか-SMAP独立騒動からより一部抜粋
2016年01月19日 石井孝明

芸能ネタはよく知らないが、所属事務所の経営者姉弟は、80才代という。しかもその経営者は、青少年に対する性的虐待疑惑まである。芸能界にはトラブル状態で独立した人の仕事を干す、「中世」のギルドや、同業者仲間(座)のような慣行があるらしい。老人に労働者の自由が束縛され、社会とメディア(特にテレビと雑誌)が小さなエージェント風情にひれ伏す。生放送で5人を黒服で反省の言葉を述べさせるのも「制裁」のニオイがして気味が悪い。また権力に屈服した感じがして、それも気持ちが悪い。

SMAPは日本で一番人気があるグループで、影響力があるとされるのに、自由に行動できない。日本が抱える閉塞感とつながるような変な騒動だった。

SMAPは10代から芸能活動をジャニーズ事務所で行い、他の世界を知らない。仕事を干される恐怖をちらつかせながら、名声、給料の優遇などの利益を事務所は与えた。「独立する」という選択肢は、かつての奴隷と同じように大変な冒険となる。「アメとムチ」は、奴隷制度の時から人事管理の鉄則だ。もちろんSMAPと事務所の関係の詳細は知らないが、数千年前からの「奴隷」と「所有者」の関係と似た状況が生まれていたのかもしれない。古代・中世的な変な世界ではよくありがちだ。

MAPの人々に教育がないとは思わない。どの人も歌、俳優業にぬきんでて、しっかりした人々だ。しかし「相手と戦う」「交渉する」という世間知、情報戦は海千山千の芸能事務所社長の方が秀でていたのだろう。戦うにはまず情報を集め、また対応策を知り、対策を打つことが必要だ。

SMAPの話を、芸能ネタとして消費するだけではなく、私たちが働き方を考える契機にしたい。自由で、人それぞれが満足できる働き方を選べる社会にすることに向けて。



日本のサラリーマンはSMAPであるより抜粋
2016年01月18日 池田信夫

芸能ネタにはまったく興味がないのだが、SMAP騒動はどうやらジャニーズ事務所の勝利に終わり、飯島マネジャーがクビになってメンバー5人が戻るようだ。これは「独立したタレントは他の芸能プロでは使わない」というカルテルに敗北したといわれている。

これは日本社会の縮図である。サラリーマンも専門能力を問わない新卒一括採用で、入社後しばらくはコピー取りなどの「雑巾がけ」をやりながらOJTで仕事を学ぶ。それは先輩を見て習得する社内調整などの企業特殊的技能だから、他の会社では役に立たない。また他の企業も中途採用はほとんどしないので、独立したら干される芸能界と同じだ。

ジャニーズ事務所のタレントのうち、収益を上げているのは1割ぐらいだろう。彼らの高額のギャラを他の9割の売れないタレントの給料として分配しているから、当たったタレントだけが独立すると無名のタレントを養成するコストがなくなるのでカルテルを組むのだ。

これは芸能界だけの問題ではない。これからサービス業が経済の中心になると、もっとも高い収益を上げるのは、ITや金融などのハリウッド型産業だが、それは芸能界に劣らずハイリスク・ハイリターンの世界だ。ジャニーズ型システムは、業界のメンバーが固定してカルテルが維持できる後進的な産業でしか成り立たない。

日本の会社も、いつまでもタコ部屋システムを続けているかぎり未来はない。SMAPの敗北は、日本の企業システムの「脱構築」の道がまだまだ遠いことを示す出来事だった。


いやぁ、日本はどんだけ平和なんだという話。NHKのニュースでもスマップの解散騒動を流していた。また、民主党の斎藤嘉隆議員が19日の予算委員会で安倍晋三首相にSMAP存続について質問したところ、安倍首相は「存続するということはよかったのではないか」「グループが長年、続いていく上では、様々な課題もあるだろう」と語りました。さらに、菅義偉官房長官も中谷元防衛相・遠藤利明五輪相・高木毅復興相・加藤勝信拉致問題担当相らが、分裂・解散危機が報じられていたスマップについての意見を述べました。彼ら政治家は、マスメディアの人々に聞かれて答えている、とはいえ、これほど大きな問題なのだろうか?

個人的にはジャニーズ事務所の経営者姉弟ら幹部に、今まで以上に嫌悪感を抱きました。


 

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