駄文・散文帳
2012年10月30日 (火) | 編集 |

チョコ&トラ&タマ



<JAXA>新型固体燃料ロケット、来夏打ち上げ
毎日新聞 10月29日

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、新型固体燃料ロケット「イプシロン」の1号機を、来年夏にも内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げると発表した。1号機には小型科学衛星が搭載され、地球周回軌道から金星や火星などの観測を行う。

イプシロンは06年9月に廃止された固体燃料ロケット「M5」の後継機。M5と国産主力ロケット「H2A」の技術を転用し、1号機の打ち上げコストはM5の約75億円より低コストの約53億円。最終的には30億円以下を目指す。

 地上の管制システムを刷新して運用に必要な人員を削減。搭載した人工知能がロケットの点検を行うことで、作業を簡素化する。これによって、打ち上げに要する期間はM5の42日から7日へと大幅に短縮される。

 イプシロンロケットプロジェクトチームの森田泰弘マネジャーは「世界で最も簡単に打ち上げられるロケットにして、宇宙への敷居を低くしたい」と話した。



新型固体燃料ロケット「イプシロン」、来年夏にも打ち上げ予定。金星や火星などの観測を行うのですね。低コストを目指し、地上の管制システムを刷新して運用に必要な人員を削減、搭載した人工知能がロケットの点検を行うことで作業を簡素化する。これによって、打ち上げに要する期間を大幅に短縮。イプシロンロケットプロジェクトチームの森田泰弘マネジャーが、素晴らしいことを言っています。

「世界で最も簡単に打ち上げられるロケットにして、宇宙への敷居を低くしたい」と。

ところで、月うさぎは万国共通ではなく、国によっては蟹とか横向きの女性とか色々みたいですが、日本人がうさぎに見える部分を「プロセラルム盆地」と言うそうです。それができたのは38億年以上も前に巨大な天体が衝突したのが原因であることを、産業技術総合研究所・ジオインフォマティクス研究グループの中村良介研究グループ長と石原吉明研究員らが、月探査衛星「かぐや」のデータを解析して裏付けたということです。そして、この研究成果の詳細は10月29日にイギリスの科学誌「Nature Geoscience」オンライン版に掲載されるそうです。


“月のうさぎ”は超巨大衝突の痕跡
ねとらぼ 10月29日

月を地球から眺めると、影の部分がうさぎの形に見える部分を含む直径3000キロメートルほどのプロセラルム盆地が、巨大な天体の衝突によって形成されたとする仮説を証明したと、産業技術総合研究所(以下、産総研)が発表した。

 産総研の情報技術研究部門 ジオインフォマティクス研究グループの中村良介研究グループ長と石原吉明研究員が、月探査衛星「かぐや」の月表面を網羅する約7000万地点で取得した200億点以上の可視赤外線反射率スペクトルのデータをして導きだした。

 月には光の反射率が低くクレーターの少ない「海」と呼ばれる領域と、光の反射率が高くクレーターの多い「高地」と呼ばれる領域があり、以前から地球に面した月の表側に海が多く、裏側にはほとんどないことが研究の対象になっていた。

 研究グループでは、天体が衝突した際に発生する熱で融解し、再び冷えて固まる時に生成される低カルシウム輝石の分布状況を調査。その結果、月の表側にある“うさぎ”に見える部分を含むプロセラルム盆地で円状に分布していることを発見した。月の形成初期の超巨大衝突を、初めて観測データによって裏付けた。

 なお、研究成果の詳細は10月29日にイギリスの科学誌「Nature Geoscience」オンライン版に掲載される。



さて、韓国の宇宙開発のお話。

韓国では初の宇宙飛行士として期待された人がいました。2008年4月にロシアの有人宇宙船ソユーズTMA-12に搭乗することが決まったのです。ところがロシアの訓練施設内で搬出禁止の訓練教材などを故意に持ち出しコピーしたり、教育に関係ない資料の貸し出しを受けるなど保安規律違反をし摘発されたため、ロシア連邦宇宙局の勧告を受けて補欠候補の韓国女性(宇宙旅行者または宇宙飛行関係者扱い)に交代することになった、ということがありました。

最近のニュースでは韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」の打ち上げが延期されたようです。2009年8月に1号機が、2010年6月に2号機が打ち上げられましたが、両機とも打ち上げ失敗に終わっています。

2001年3月に韓国がミサイル技術管理レジーム(MTCR)に加盟し、外国から民生目的のロケット技術の導入が可能になると、独自開発から「外国からの技術導入を基にした開発計画」に方針転換。韓国は技術協力を求めるため各国に打診し始めましたが、米国からもフランスからも日本からも技術供与は受けられず、ロシアから受けることになりました。


羅老(ナロ)より一部抜粋

韓国は技術協力を求めるため各国に打診し始めたが、アメリカは韓国が軍事転用することを懸念し技術提供に難色を示した後に韓国にとっては高額な金額を提示し、フランスも韓国にとっては高額な金額を提示し、制御装置の技術移転を持ちかけられた日本は韓国への技術供与に消極的で、中国とインドはミサイル技術管理レジーム(MTCR)に参加していないためMTCRに参加している韓国と技術パートナーになることは不可能であった。そのため韓国航空宇宙研究院は、技術移転に協力してくれそうなロシアとウクライナのうち米仏の3分の1程度の価格を示したロシアを協力相手として選び、2001年5月にロシアと技術協力に向けた覚書を交わし交渉を開始した。しかし費用などをめぐって交渉は難航し、ようやく2003年9月にロシア側はクルニチェフ社を韓国との協力企業に選定した。



韓国がロシアと結んだ羅老号共同開発契約書には当然、ロシア側が技術流出を防ぐための条項があり、韓国にとっては理不尽とも思える内容になっているようです。今回のように打ち上げが失敗に終わった場合は、特に不平等契約とも映るが、それは韓国紙が書いているように独自な宇宙開発技術を持ち得ない国の悲哀なのか。ただ、宇宙開発に携わる方の記述に「"難しい理屈はいいから図面をくれ"という態度は、真面目に技術移転しようとする側の心をボロボロに砕きます。」というのがあり、韓国が嫌われるのは、そういうところだと再確認した次第。


羅老号の授業料2000億ウォンの教訓
2012/10/29 中央日報

 宇宙ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-1)が小さなゴムリングひとつに足を引っ張られ打ち上げが延期されている。現在の状況では3度目の打ち上げは来月中旬以後になりそうだ。ゴムリングはロケットに注入するヘリウムが漏れないようにふさぐ役割をする。コインよりやや大きい。すぐに取り替えれば良いように見えた。技術陣が27日から精密検査をしているが、精密点検と打ち上げ手続きなどを総合してみると簡単な問題だけではないようだ。

 小さなゴムリングの裏には羅老号打ち上げがロシアの言いなりになるほかはない技術弱小国のわびしさが投影されている。コイン大のリングひとつも韓国の技術陣が主導的に取り替える権限がない事実だ。1段ロケットの何が誤ったのか内部をのぞいて見ることは考えられないことだ。2002年に韓国がロシアと結んだ羅老号共同開発契約書で1段ロケットは韓国側に手が付けられないよう規定したのがあだとなった。ロシアは技術流出を理由にそうした条項を主張し、関連技術がない韓国は泣き寝入りで「イエス」というほかはなかったのだ。

 このような不平等条項は1度目と2度目の打ち上げ失敗原因の分析時も韓国研究陣をみじめにさせた。2008年の1度目の打ち上げ失敗原因を分析しようとしたがロシアはロケットの飛行記録を渡さなかった。2009年の2度目の試みで空中爆発した時も済州道(チェジュド)沖の公海上に墜落した残骸さえ回収できなかった。失敗原因と責任所在の究明にもロシアの一方的な主張をほとんど受け入れたり依存した。そうすると「韓国はロシアのいいカモだ」「韓国の科学者はかかしだ」という苦言が出てきた。

 韓国が羅老号に10年間余りに費やしたお金は8500億ウォン(約618億円)を超える。羅老宇宙センターの建設費3314億ウォン、羅老号開発費5205億ウォン(ロシアの1段ロケット約2000億ウォン含む)などだ。すべて国民の大切な税金だ。韓
国の土地で、韓国の技術で、韓国が打ち上げて、世界10カ国目の「スペースクラブ」に加入しようという国民の念願が込められている。宇宙先進国が年間数兆ウォンを宇宙開発に注ぎ込むという点を考えれば予算ももっと増やさなければならない。

 いま韓国の研究陣に必要なことは、たゆまぬ挑戦精神と負けん気だ。特にロシアに支払った2000億ウォンの授業料の教訓を胸に深く刻まなければならない。1段ロケット技術を横目で見るしかなくさせた韓ロ宇宙技術保護協定は韓国の技術力が劣るために起きたものだ。15万個を超える羅老号の部品のうち3万個余りは韓国の手で作ったのだ。打ち上げは成功しなければならないが、さらに重要なのは結果に関係なく宇宙技術弱小国のわびしさを洗い流せる独自技術開発にまい進することだ。



■ 韓国の宇宙開発史#8より抜粋
2009年12月7日 航天機構

現在、韓国は再び技術供与を各国にねだる段階に退行している。しかし、韓国では民生打ち上げ機開発と弾道ミサイル開発に線引きが極めて希薄で、韓国へのロケット技術の移転は軍事援助と等しくなる事、強い輸出志向、また技術移転の要求が過大である事が、各国の韓国への技術移転に二の足を踏ませているのが現状である。

韓国は長射程弾道ミサイルの開発意図を持ち続けている。2009年10月、韓米覚書の破棄に合意が取れたと韓国は発表した。韓国は既に500km射程の弾道ミサイルを開発中であると関係者が発言している。更に射程1000kmの弾道ミサイルの開発を韓国は目指している。

現在の独自開発路線がどの程度行われるかは、恐らく李明博政権がどの程度長命であるかにかかっている。韓国の宇宙開発が今後も迷走し続けるのは間違いない。しかし、飛行可能な30トン級ケロシンエンジンの開発がうまくいけば、そこから生まれるさまざまな可能性を生かせる余地も現れると思われる。だがその為にはまず、開発体制の刷新が必要だ。韓国の宇宙開発体制、特にKARIは外見のみを取り繕う体質を拭い去らなければ未来は無いだろう。

基本的に韓国のニュースソースには信頼性が驚くほど不足しており、特にメディアのものは数字や単位は勿論、日付や固有名詞まで疑う必要がありました。記述内容には事実と願望、推定の境界線が無いのが普通で、クロスチェック程度では信頼性は担保できないでしょう。KARI等の当事者も、願望や推定を垂れ流す点では他と変わりません。
という訳でnovosti kosmonavtiki[39]に情報がある場合はこちらを基準にしました。

現段階ではマスコミを含め韓国側全般に宇宙開発の基礎知識が不足しています。また最近まで独自開発を支持する内容がほぼ皆無だったことも驚きでした。これは宇宙開発機関の広報不足と、成果のアピール、活動の公開が不足していることによるものと思われます。極めて健全かつ活発な宇宙開発系Blogも存在していますが、宇宙開発に興味を持つコミュニティはまだ成立していません。

アメリカが韓国のロケット技術を制限するために理不尽な制約を課している、という見方は韓国のBlogの内容でほぼ一貫しています。また信じられないほど楽観的な見通し、例えば韓国が10年以内に宇宙開発の強国になるのは間違いない等といったものも目立ちました。あと、あの胡散臭いパーセンテージ記述は何なのでしょうか。

思うにロシア人は、2006年くらいまでは、韓国に普通の技術支援を行うつもりだったのではないでしょうか。この普通とは、イランに行なった程度という意味です。イランは基礎教育レベルの支援を受けて、宇宙開発体制を構築したものと思われます。対して韓国は、打ち上げ機開発が未だにシステム開発力を持ち得ていない(試験体制を構築する気が無いというのは重症だ)という事実からすると、ロシア側の基礎教育を全力でスルーしたものとしか思えません。

"難しい理屈はいいから図面をくれ"という態度は、真面目に技術移転しようとする側の心をボロボロに砕きます。日本でも似たような事例は幾らでもあります。

 

 

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