駄文・散文帳
2012年06月21日 (木) | 編集 |


風知草:手紙の波紋=山田孝男
毎日新聞 2012年06月18日 東京朝刊

 「週刊文春」6月21日号に興味深い記事が載っている。「小沢一郎/妻からの離縁状/便箋11枚、全文公開」である。編集部に聞いた逸話が面白い。

 発売は14日。翌日夕方までに完売した(公表部数70万)。同誌としては、09年夏の「酒井法子逮捕」の内幕もの以来、3年ぶりの記録だそうだ。文春の公式ウェブサイトを見ると、17日夕方までに1・5万回以上ツイートされ、フェイスブック上では「いいね!」ボタンが4万回以上押されている。

 それほどの反響があった記事なのに、いつもは食いつきのいいテレビの情報番組がウンともスンとも言わない。

 じつは、文春編集部は、発売寸前、東京のほぼすべての民放テレビの取材に応じていた。ところが、オンエアされない。調べてみると、小沢系の国会議員からプレッシャーがかかったらしいことが分かった。「取り上げるなら、もうオタクの番組には出ませんよ」と。

 政治家のテレビ出演が日常化した時代、週刊誌のスクープとテレビの取り上げ方、小沢系の思惑が互いに絡み合う消費税政局の一断面である。

 問題の手紙は、小沢一郎元民主党代表(70)の夫人(67)が選挙区(岩手県奥州市)の支援者に送った私信だ。時期は昨年11月の初め。大震災以来の不義理をわび、既に元代表と離婚した経緯を伝え、決断に至った胸中を明かしている。



週刊文春の記事は、週刊文春公式ページに以下のように載っています。


小沢一郎夫人が支援者に「離婚しました」

「愛人」「隠し子」も綴られた便箋11枚の衝撃

民主党の小沢一郎元代表(70)の和子夫人(67)が、昨年11月に地元・岩手県の複数の支援者に、「離婚しました」という内容を綴った手紙を送っていたことがわかった。

便箋11枚にも及ぶ長い手紙の中で、和子夫人は、昨年3月の東日本大震災後の小沢元代表の言動について触れ、「このような未曾有の大災害にあって本来、政治家が真っ先に立ち上がらなければならない筈ですが、実は小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げだした小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」と書いている。

手紙では、小沢元代表の愛人や隠し子の存在についても触れている。8年前に隠し子の存在がわかったとき、小沢元代表は和子夫人に謝るどころか、「いつでも離婚してやる」と言い放ち、和子夫人は一時は自殺まで考えたとも記している。

そして、このように綴っている。

「それでも離婚しなかったのは、小沢が政治家としていざという時には、郷里と日本の為に役立つかもしれないのに、私が水を差すようなことをしていいのかという思いがあり、私自身が我慢すればと、ずっと耐えてきました。

ところが3月11日、大震災の後、小沢の行動を見て岩手、国の為になるどころか害になることがはっきりわかりました」

「国民の生命を守る筈の国会議員が国民を見捨てて放射能怖さに逃げるというのです。何十年もお世話になっている地元を見捨てて逃げるというのです」

こうした大震災後の小沢元代表の言動がきっかけとなり、和子夫人は昨年7月に家を出て別居を始めたという。その後も現在まで別居は続いているが、小沢事務所は「離婚の事実はない」としている。

和子夫人はこうも綴っている。

「かつてない国難の中で放射能が怖いと逃げたあげく、お世話になった方々のご不幸を悼む気も、郷土の復興を手助けする気もなく自分の保身の為に国政を動かそうとするこんな男を国政に送る手伝いをしてきたことを深く恥じています」

現在、消費税増税法案の採決をめぐって、小沢元代表は造反をちらつかせて野田政権を揺さぶっているが、和子夫人の手紙はそうした政治情勢にも大きな影響を与えそうだ。

文 「週刊文春」編集部



週刊文春は小沢一郎氏側から、いまだに名誉棄損で訴えられていないようです。虚偽報道ではないからでしょうかね。むしろ、小沢氏は、この報道から逃げているように思えます。

思えば、東日本大震災直後から小沢氏の動静が報道されていませんでした。地元の岩手県が被災地なのに、小沢氏は何をやっているのか、何もしていない、と思ったものでした。そして、やっと小沢氏が地元の岩手県を訪れたのは今年初め。震災から10か月近くも経った1月4日のことでした。小沢夫人が言うように、小沢氏は「放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。」というのが本当らしい。

奇妙なことに、1日で70万部も完売したという大反響のあった本件を、いまだにテレビは報じていませんね。普通なら連日、朝から晩まで放映しているような内容です。文春編集部は発売寸前に、東京のほぼすべての民放テレビの取材に応じていたそうです。それなのにオンエアされないのは、小沢系の国会議員からプレッシャーがかかったらしい。「取り上げるなら、もうオタクの番組には出ませんよ」と。

小沢氏は本日、消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」関連法案の衆院採決で、反対した後の対応として、新党結成の可能性に言及しました。都内のホテルで開いた支持グループの会合で表明したそうです。会合には小沢グループの衆院議員40人超が参加したもよう。

このタイミングで小沢夫人の手記が出てくるのは、いかにも政局がらみの報道、つまり、またしても小沢叩きみたいな感想を持つ人もいるかもしれません。が、興味深いものです。

ま、マニフェストを撤回して自民党案を丸呑みすれば、民主党は政権に就いた正統性を失って国民を欺いたことになりますから、小沢氏らも離党で揺さぶりに出るのは当然です。おまけに、政権与党内で権力を振るいたいだけの、野田氏を支えようとは思っていない輿石幹事長がいます。そして、その顔がテレビで映ると、見るのもおぞましいと思ってしまう鳩山元首相と菅前首相…自民党政権にも妖怪がいましたが、民主党内の妖怪の数は自民党の比ではない。国民のために、一刻も早く政権の座から下りてほしいものです。
   

 

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